本多大夢──『timelesz project -AUDITION-』から羽ばたく、実力派エンターテイナーの素顔と未来
2024年から2025年にかけてNetflixで配信され、注目を集めたオーディション番組『timelesz project -AUDITION-』(通称:タイプロ)。Sexy Zoneから発展した新体制のユニット「timelesz」の新メンバーを探すために企画されたこの番組は、エンタメ業界に新たな風を吹き込みました。その中でも特に多くの視聴者の目を引いたのが、本多大夢(ほんだ ひろむ)さんの存在です。
彼は惜しくも最終選考で選ばれなかったものの、その過程で見せた確かなスキルと人間性で強く印象を残し、今や番組を超えて注目される存在となっています。本記事では、そんな本多大夢さんのこれまでの歩み、『タイプロ』での活躍、そして今後の展望について詳しく掘り下げていきます。
■ 本多大夢のプロフィールとこれまでのキャリア
本多大夢さんは2000年7月10日生まれ、神奈川県出身の24歳(2025年現在)。身長175cm、体重61.5kgというバランスの良いスタイルを持ち、血液型はB型。趣味はギターと映画鑑賞、特技はバスケットボールと感情を込めた歌唱です。本人も「チャームポイントは笑顔」と語るほど、柔らかく人懐っこい雰囲気の中に、芯の強さを感じさせる人物です。
彼の芸能界でのスタートは、2021年に参加した『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』。惜しくもデビュー組には選ばれませんでしたが、そのときからファンの間では「歌声が綺麗」「誠実な努力家」と評価されていました。その後、2023年には香港・中国で放送されたオーディション番組『ASIA SUPER YOUNG(亞洲超星團)』に挑戦し、グローバルな舞台でも爪痕を残します。
この時期に見せたチャレンジ精神と持ち前の柔軟さは、後の『タイプロ』での活躍にも大きく影響しているでしょう。
■ 『timelesz project -AUDITION-』での躍進
2024年末、Sexy Zoneが「timelesz」として新章をスタートさせると発表し、その一環として始動したのがNetflixのオーディション番組『timelesz project -AUDITION-』です。佐藤勝利・菊池風磨・松島聡の3人がそれぞれチームを持ち、将来の新メンバー候補たちを育てるという斬新な形式で進められたこのプロジェクトには、全国からおよそ2万人近い応募がありました。
その中から選ばれた精鋭の一人が、本多大夢さんです。
彼の魅力は、一言でいえば「引き込まれる存在感」。ステージに立ったときの集中力と、観る者に感情を届ける表現力は抜群で、パフォーマンスのたびにSNSを中心に話題となりました。特に中盤の審査で披露したボーカルステージでは、楽曲の世界観を繊細に表現し、「まるでミュージカル俳優のよう」「声が心に沁みる」と高評価を得ます。
また、チームでの練習シーンや日常の様子からも、仲間を支えるリーダーシップや謙虚さが見て取れ、「性格面でも好感度が高い」とファン層を広げていきました。
■ 最終選考、その先の道
番組終盤に行われた第5次審査では、timeleszの3人がそれぞれプロデュースするチームに分かれて課題曲を披露。本多大夢さんは、見事7位にランクインし最終審査に進出します。
残念ながら最終的にtimeleszの新メンバーとして選出されることはありませんでしたが、多くの視聴者にとって彼の印象は非常に強く残りました。「なぜ彼が選ばれなかったのか」との声も少なくない中、彼自身は終始前向きな姿勢を貫き、悔しさを成長への糧に変える意志を示していました。
そしてその意志がすぐに形になったのが、番組で共に戦った浜川路己さんとのユニット「ROIROM(ロイロム)」の結成です。『タイプロ』で培った経験と信頼関係が、彼らの新たなステージの土台となりました。
■ ROIROMとしての再出発と活躍
2025年5月には、日本テレビの人気バラエティ『THE 突破ファイル』に「ROIROM」として出演し、地上波デビューを果たしました。さらに、ファッション誌『SPUR』や『VOCE』などのビジュアル媒体でも起用され、モデルとしての資質にも注目が集まっています。
ROIROMは音楽ユニットとしての活動はもちろん、俳優・モデル・バラエティと多角的な活動を目指しており、その中で本多さんの多彩な才能が一層発揮されることが期待されています。
ファンの間では「本多くんの歌がまた聴けて嬉しい」「次は舞台やドラマでも見たい」と、今後の活動に対する期待が日々高まっているのが印象的です。
■ 本多大夢のこれから──可能性の塊として
本多大夢さんの魅力は、パフォーマンスにおける完成度の高さに加え、常に「成長」を意識し続けている姿勢にあります。『PRODUCE 101 JAPAN』『ASIA SUPER YOUNG』『タイプロ』と、彼がこれまで挑戦してきた道のりは、常に困難と隣り合わせでしたが、彼は一度も諦めず、次の扉を自ら開いてきました。
その歩みは、単なるアイドル候補生としてではなく、「真の表現者」へと向かう軌跡に他なりません。
これからは、ROIROMの活動を軸としながら、俳優業やモデル業、そして音楽アーティストとしての可能性をさらに広げていくことでしょう。目指すは、型にとらわれないマルチエンターテイナー。その第一歩を踏み出した彼の姿は、かつての“挑戦者”ではなく、すでに“創り手”としての風格を感じさせます。
■ おわりに
本多大夢さんは、まさにこれからのエンターテインメント界を支える逸材の一人です。テレビ越し、ステージ越しに彼を見ていた人々が、やがて「彼が主演の作品を観に行く」のが当たり前になる、そんな未来もきっと遠くはないでしょう。
何度倒れても、何度でも立ち上がる。まっすぐで、努力を重ね、周囲に愛される彼の姿は、まさに多くの若者たちの希望であり、ロールモデルでもあります。
「本多大夢」という名前は、これからもっと多くの場所で目にすることになるでしょう。その成長の一歩一歩を、ぜひ一緒に見守っていきたいものです。
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